応急処置

いざというときの応急処置


〜知っておきたい簡単な応急処置の方法を紹介〜

いざというときの応急処置


 犬が倒れてしまったり骨折してしまったとき、動物病院に運ぶまでに手遅れにならないためにも、
 基本的な応急処置ができるようになっていれば、いざというときに助かります!
 そんな、『いざというときの応急処置』法をご紹介しますね。
 ここで紹介する方法は、あくまで【応急処置】の方法です。
 動物病院に連れて行くことがなにより重要です。
 
 簡単にできる応急処置の方法なので、ぜひ覚えておいてください。
 

 
 ≪人工呼吸法・人工心肺蘇生法≫
 水に溺れた、感電してしまったなど、犬の呼吸が止まってしまったらすぐに人工呼吸をしましょう。
 心臓が止まってしまっているときは、人工心肺蘇生の処置をします。
 あわてては上手くいきませんので、落ち着いて行うことが大切です。
 
 水に溺れた場合、まずは、後ろ足を持って逆さに振って(激しく振ってはいけませんよ・・・)、
 肺の中に入った水を吐き出させます。
 感電した場合、まずは、電源を確実に切ってください。
 
 ●人工呼吸法
 1.犬を横向きに寝かせて、口が開かないように手で押さえるようにして包み込みます。
 2.犬の鼻に、3秒間くらい強く息を吹き込みます。
 3.犬の胸がふくらむのを確認しながら、息を吹き込んだときに抵抗をかんじるまで続けます。
 4.3秒間吹き込んだら、5秒くらい間をあけて、呼吸を取り戻すのを待ちます。
 5.呼吸が戻るまで続けます。
 
 ●人工心肺蘇生法
 1.犬を横向きに寝かせて、口の中の傷や出血がないかを調べます。
 2.空気が肺に送り込みやすいように、犬の舌を引き出します。
 3.肩甲骨のそばの助骨の上に両手(小型犬や子犬の場合は片手)を置き、
   5秒間グッと押して肺の中の空気を押出します。
 4.押していた手を離して、5秒間くらい待ってから、肺の中に空気を入れます。
 5.5秒ごとに、押す、離す、の動作を息を吹き返すまで続けます。
 
 【注意】
 交通事故や落下などで呼吸をしていない場合は、
 内臓が損傷していたり、出血していることがありますので、
 この場合は何もしないですぐに動物病院に連れて行きましょう!
 

 
 ≪骨折したときの応急処置≫
 骨折や脱臼している部分はむやみに動かさないように慎重に手当てしましょう。
 まず、骨折して骨が突き出て見えているようであれば、患部をオキシフルなどで洗浄し、
 清潔なガーゼや消毒タオルでおおい、安静にしながらすぐに動物病院に運んでください。
 骨が見えておらず骨折だけの場合は、その部分が動かないように固定します。
 固定のための添え木には、犬の大きさに合わせて、割り箸などを使います。
 
 1.骨折部分に添え木をあてて、粘着テープで直接固定します。
 2.テープで固定した添え木の上から、さらに、ズレないように包帯を巻きます。
 ※締め付けすぎないように注意してくださいね。
 

 
 ≪出血・外傷のときの応急処置≫
 1.出血・外傷部分をよく見て、ゴミなどがついている場合は、きれいな水で洗い流します。
   ガラス破片などが深く刺さっているときは、抜かないですぐに動物病院に連れて行きましょう。
   無理に抜こうとすると、血が吹き出すことがありますので。
 2.オキシフルなどの消毒薬で傷口をさっと消毒します。
   清潔なガーゼや消毒タオルなどを直接傷口に当てて強く押さえます。
 3.ガーゼなどの上から、しっかりと包帯を巻きます。
   締め付けすぎには注意しないといけませんが、血が止まらないときはやや強めに巻きます。
 4.包帯の上から、さらに粘着テープを巻いてしっかり固定します。
 
 ●しばって止血する方法
 1.傷口よりもやや心臓に近い部分を包帯でしばります。
   このとき、短めの棒などを一緒にしばりつけておきます。
 2.血が止まるまで棒をねじって包帯を締め付けます。(締め付けすぎに注意)
 3.出血が止まったら、棒をそのまま固定するようにして、上から包帯を巻きつけます。
 ※この方法で止血したとき、長時間そのままの状態にしないように注意してくださいね。
 

 
 ≪やけどの応急処置≫
 やけどの原因は、火や熱いものに触れるだけでなく、摩擦でやけどをしたり、
 熱い夏の日にアスファルトやコンクリートの上を散歩することによって足の裏をやけどすることも
 あります。
 体の表面のやけどで、皮膚が赤くなり毛が少し抜けるくらいの比較的軽いやけどのときは
 応急処置をして動物病院に連れて行っても遅くはありませんが、
 皮膚がむけていたり、水ぶくれになったりと重いやけどのときは、
 すぐに、獣医さんに連絡を取り指示に従い、とにかく急いで動物病院に連れて行きましょう。
 動物病院に連れて行くときは、
 患部に油紙をおいて、毛布などに包んで温かくして静かに運びましょう。
 
 ●軽いやけどの応急処置
 1.やけどをした患部を冷水で冷やします。
 2.水で濡らした冷たいタオルをやけどの上にかぶせて30分くらい様子を見ます。
 3.冷やした濡れタオルでやけど部分を包み、氷のうなどで患部を冷やしながら動物病院に
   連れて行きます。
 
 ※自己判断で、やけど治療用の軟膏などは絶対に塗ってはいけません。
 軟膏を塗ってしまうと、やけど部分に被毛が張り付いたりして治療に支障をきたしてしまいます。
 

 
 ≪日射病・熱射病の応急処置≫
 夏の日中の散歩や、クーラーの入った室内から暑い外に急に出たとき、車内に長時間閉じ込めた
 ときなどに主に起こります。
 屋外で飼っている場合は、
 日陰がほとんどないような暑い場所に長時間いるようなときにも起こります。
 症状は、大量のよだれ、激しく喘ぐような呼吸、舌や歯肉が赤紫色に変色してきます。
 そのままにしておくと、ケイレンを起こしたり、血の混じった下痢・嘔吐、呼吸ができなくなり
 意識不明になります。死亡することも少なくありません。
 
 1.まずは、風通しのよい、涼しい場所に移します。体温を下げるためです。
 2.水風呂や冷たい水を体にかけたり、冷水で濡らしたタオルでくるんだりして体を冷やし、
   十分に水分を補給させます。
 3.犬が水をほしがれば、どんどん飲ませてあげてください。
 4.動物病院に連絡を入れておき、犬の状態が落ち着いてから連れて行くようにしましょう。
 

 
 
 ここで、動物病院を上手に利用するためのアドバイスを書いておきます。
 犬が病気になったりケガをした場合や、予防注射を受けに行ったり、お薬をもらいに行ったり、
 健康診断を受けさせたりするのが動物病院です。
 かかりつけの病院に加え、他に1・2件、動物病院を決めておくと便利です。どの病院にどんな
 器具が揃っているのか、病院のウワサや獣医師のウワサなど、事前に調べておきましょう。
 病院に行くときは以下のことができるとベストかと思います(犬の状態や状況にもよりますが)。
 犬をしっかりコントロールできる人が付き添います。
 病気やケガの場合は、どんな症状で、何があったのかを説明できるようにします。
 できるようであれば行く前に、病院に電話を入れておきます。
 なぜなら、病院の状況(混雑具合や手術中かどうかなど)が分かりますし、先に電話で症状などを
 伝えておくと、行ってからの処置がスムーズだったりします。
 あとは、獣医さんに聞いておきたいことなどをメモしておくと、聞き忘れがなく、安心して愛犬の
 お世話ができますよね。
 
 ※獣医さんから・・・
  コントロールできる人が付き添ってきてください。
  咬むクセのある犬は前もって言ってください。
  待合室ではなるべくキャリー(持ち運びできるケージみたいなもの)から出さないでください。
  診察時以外はリードにしっかりとつないでおいてください。
  緊急以外は診療時間内に来院してください。
  できればあらかじめ電話連絡をしてください。
  診察の時できるだけ詳しく経過や症状を教えてください。
  診断結果をよく聞いて、指示や注意を守ってください。
  通院を言われた場合は日時をきちんと守ってください。
 
遊ぼっ♪遊ぼっ♪

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